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研究業績


秘書問題を応用した移動中継端末へのメッセージ転送スケジューリング手法
著者
  中野 亮
 
雑誌名/会議名
  九州工業大学大学院 情報工学府 情報システム専攻 修士論文 2011 年 2 月
 
アブストラクト
  近年,通信利用の拡大・多様化に伴い,従来の有線・無線通信と移動端末の物理的移動による運搬を組み合わせてデータを中継する蓄積運搬型通信が提案されている.しかし,アクセスポイント(AP)を通過する移動端末にメッセージを転送して中継を行う場合,その端末がメッセージの宛先近くを通過して中継に成功するかどうかは不確実である.ただし,各移動端末の宛先に対する到達可能性の相対的な高低は様々な情報から予測出来ると仮定する.そこで本研究では,蓄積運搬型通信において生存時間に制約のあるメッセージの到達率を向上するメッセージ転送スケジューリング手法を提案する.提案手法では,最適停止問題の一つである秘書問題を応用し,メッセージの生存時間も考慮しながら,宛先への到達可能性が相対的に高い移動端末を転送相手に選択する事で,メッセージ到達率の向上を実現する.本研究では,道路上に複数の分岐点が存在する領域に蓄積運搬型通信を適用する事を想定したシミュレーションを実施し,1台の移動端末のみを選択してメッセージ転送を行うSingle-Copyシナリオにて提案手法の基本特性を調査した.その後に,メッセージのコピーを複数の移動端末に転送する事を許可したMulti-Copyシナリオにおける提案手法の性能についても調査を実施した.その結果,APを通過した順に移動端末へメッセージを転送する単純な先着順のスケジューリング手法と比較して,提案手法を用いる事で転送容量の大小によらずメッセージ到達率が向上し,宛先間のメッセージ到達率の格差も改善される事を確認した.
 
キーワード
  Mobile, Wireless, Challenged Networks
 
記述言語
  Japanese
 
 

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