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旧尾家・塚本研究室です.尾家祐二 現・九州工業大学学長の情報は こちら.
   
研究業績


ファイル転送時間短縮のためのOpenFlowスイッチを用いたフロースケジューリング
著者
  岩見 亮太
 
雑誌名/会議名
  2012 年 2 月
 
アブストラクト
  近年,インターネットサービスが多様化し,多数のユーザが同時にファイル転送を実行する状況が増加している.そのために,ファイル転送がボトルネックリンクで競合する場合,転送時間が増大してしまう.そこで我々は,ファイル転送時間短縮のために,ボトルネックリンクでの転送の多重化を時間的に避ける蓄積中継転送を検討し,シミュレーションによってその効果を分析してきた.そして本研究は,実ネットワークでの性能を分析することを目的とする.具体的には,近年注目されているOpenFlowスイッチを用いて複数のファイル転送フローのスケジューリングを行い,その効果を分析した.ただし,基本特性分析のため,途中での蓄積ではなく,送信端末での待機によって実験を行った.OpenFlowスイッチのコントローラにはオープンソースのTremaを用い,そこに今回の制御を実装した.具体的には全部でM本のフローがある場合に,同時転送を許す本数をNと定め,それを超えるフローは送信側で待機させ,先行フロー終了と同時に再開させる方式である. その結果,共通転送経路が100Mbpsでそれ以外が1Gbpsの場合,先行フロー群N本の転送時間は,通常の同時転送した際の同時転送フロー数M本の場合の全体転送終了時間の約N/Mに短縮でき,最終的に各フローの転送時間の平均値が短縮されることを示した.特にN=1の場合にも効果があった.しかし,共通転送経路も1Gbpsの場合,Nの値が小さいと帯域を有効に使いきれないこと,および先行フローの終了を検知し後続フローを開始させるまでの切り替え待ち時間が転送時間に比べて無視できないこと,などから,十分な効果が得られなかった.なお,この切り替え待ち時間の短縮はOpenFlowスイッチの機能の拡張によって実現可能である.
 
キーワード
  Traffic Engineering
 
記述言語
  Japanese
 
 

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