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研究業績


無線通信経路の帯域とロス率を考慮した圧縮と消失パケットの回復
著者
  桑原 佳久
 
雑誌名/会議名
  九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科 卒業論文 2017 年 2 月
 
アブストラクト
  近年,実社会でのITの利活用のために,様々な環境でスマートメータやセンサ等がネッ トワークに繋がるIoT(Internet of Things)の普及が始まった.これらのセンサ類を屋外で 使用する時,通信距離の確保のために通信レートが低い920MHz帯無線等が用いられ,ま た障害物やフェージング等によりパケットロスが発生する.一方,センサから得られる雨量 や気温等の数値データは必要な正確さが利用目的によって異なる.そこで本報告では,受信 側で復元したデータ値に多少の誤差を許容する前提で,無線通信経路の狭帯域と高ロス率を 考慮した圧縮と消失パケットの回復の適切な組み合わせ手法を提案する.なお,本報告では 送信者はセンサから得た数値データを圧縮,冗長化し,パケットに格納して,ロスが発生す る無線リンクを介して送信し,受信者は受信したパケットからデータを不完全に復元すると いう通信システムを想定する.ただし,確認応答による再送を使えない片方向通信を仮定す る.提案手法ではデータを補間する直線を求め,直線を構成するデータと圧縮前のデータと 直線の差分を送信することで,送信データの圧縮を図る.この時,データを分割し,区間ご とに直線を求めて直線との差分を送るが,全ての差分を送らずに大きい差分から指定した個 数だけ送ることで,冗長転送のための帯域を空ける.この分割数と個数を変化させてシミュ レーションを行い,適切な組み合わせを調査した.その結果,狭帯域かつ高ロス率の無線リ ンクで突発的な値の変化が発生しないデータを送信する条件では,既存手法で復元する確率 よりも提案手法において 100 回シミュレーションをした時の許容誤差を満たす割合の方が良 くなるパラメタの組み合わせを見つけることができた.結果として,誤差を小さくするため には,データ毎に区間の分割を工夫し最適な直線を求める必要があることが分かった.
 
キーワード
  Wireless, Simulation, wlink, その他
 
記述言語
  Japanese
 
 

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