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研究業績


OD トラヒック行列の流量平均推定における複数推定の統合手法
著者
  若松 祐輝
 
雑誌名/会議名
  九州工業大学大学院 情報工学府 先端情報工学専攻 修士論文 2017 年 2 月
 
アブストラクト
  ネットワークの運用管理において,ネットワーク間交流量のような通過ルータの順序で識別されるマクロなネットワークフロー(以下フロー)の流量統計,Origin-Destination トラヒック行列(ODTM)の把握が重要である.しかし,通過パケットの始点・終点IP アドレスの直接計測に基づくODTM 把握は高コストなので,ルータの各インターフェースを通過する複数フロー流量の和(集約フロー流量) の計測から各フロー流量の統計量を推定するODTM 推定手法が研究されている.先行研究では複数地点で集約フロー流量の離散結合分布を観測し,それに基づき各フロー流量の離散分布を推定し,各フローの流量平均を推定する手法,及び集約フロー流量間の共分散を観測し各フローの流量分散を推定する手法を提案した.平均の推定では離散分布の推定で値域の分割数を複数用意し,各分割数を用いた推定値を重ね合わせて最終推定値を得るが,その際,集約フロー流量平均と各フロー流量平均の和との差が小さいという条件を満たす重みを決定する.しかし平均の推定で重ね合わせのための上記条件は十分満たすのに最終推定値の誤差が大きい場合があった.そこで本研究では流量平均の推定誤差の低減のために流量分散の推定結果を統合する手法を検討した.流量平均と流量分散の正相関を利用して各分割数での流量平均の推定値の中で相対的に誤差が大きいと予想されるものは重ね合わせから除外し,最終推定値を算出する最小化でも上記の正相関に関する補正項を導入した.また基本トポロジにおける各フローの流量分散に関するある条件と流量平均の推定誤差の正負との関係を利用し,流量平均の推定誤差の正負を補正する手法を提案した.実測トラヒックデータを用いた評価の結果,既存手法では相対誤差の平均0.094に対し提案手法では0.064と誤差の低減が示され,提案手法の有効性が確認された.
 
キーワード
  Measurement, nm, tomography
 
記述言語
  Japanese
 
 

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