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旧尾家・塚本研究室です.尾家祐二 現・九州工業大学学長の情報は こちら.
   
研究業績


インターネットにおける実時間通信の実現に関する研究(概要)
著者
  山根 健治,川原 憲治,尾家 祐二
 
雑誌名/会議名
  九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科,卒業論文 1998 年 2 月
 
アブストラクト
  インターネットの爆発的な普及と共に、 インターネット電話などの実時間通信が急速に広まりつつある。 しかし、現在のインターネットはBest Effort サービス のみを 提供しており、このようなネットワークで実時間通信を 行おうとすると、パケット廃棄などが原因でサービスの品質 (Quality of Service (QoS)) の保証が出来ない。 この問題を解決するため提案されたRSVP(Resource ReSerVation Protocol) すなわち資源を予約する方法であるが、 これを行うためには始点から終点までのパスの全ての ルータがこれに対応していなくてはならないため 広域ネットワークでは利用することが難しい。 一般にインターネットにおける実時間通信にはUDPが用いられる。 しかし、インターネットで流れているトラフィックの80¥%は TCPトラフィックである。TCPはUDPと異なりスライディング ウインドウ方式のフロー制御を持ち、 TCPとUDPが混在するネットワークではUDPはTCPの影響を大きく受ける事が 報告されている。 よって本研究ではTCPトラフィックに対してUDPトラフィック の転送に優先度を持たせる事を仮定し、 RSVPによらない実時間通信のQoS制御方式の実現を目指す。 そのため、BSD UNIX上で複数のクラスの優先度付き待ち行列を実装し、 その性能を定量的に評価する。 ¥keyword インターネット、UDP、QoS、 優先度付き待ち行列 ¥section{はじめに} インターネットの爆発的な普及と共に、 インターネット電話などの実時間通信が急速に広まりつつある。 しかし、現在のインターネットはBest Effort Service のみを 提供しており、このようなネットワークで実時間通信を 行おうとすると、パケット廃棄などが原因でサービスの品質 (Quality of Service (QoS)) の保証が出来ない。 そこで、 ここ数年、IETF(Internet Engineering Task Force)のIntegrated Services Working Groupでは インターネットにおける 品質とサービスに関しての議論が行われてきた。 その結果はRFC2212[1]などにまとめられている。 そこでは、実時間通信のQoSを保証する機構として、 資源予約、すなわち RSVP(Resource ReSerVation Protocol)が提案されている。 この機構は通信を行う前に始点(source)から終点(destination) までのパスにある全てのルータに対して資源予約を行う。 しかし、RSVPには以下の問題点がある。 ・RSVPを用いるには始点から終点までの全てのルータがRSVPに 対応していなくてはならないが、広大なインターネット中の 全てのルータをRSVPに対応させる事は極めてコストが大きい。 ・RSVPはフロー毎に資源予約をするためルータの機構が複雑になる。 このように広域なインターネットで、 QoS保証をRSVPを用いて行うことは困難であり より単純な方法を考慮する必要がある。 一般にインターネットにおける実時間通信にはUDPが用いられる。 しかし、インターネットで流れているトラフィックの80¥%は TCPトラフィックである。TCPはUDPと異なりスライディング ウインドウ方式のフロー制御を持ち、 TCPとUDPが混在するネットワークではUDPはTCPの影響を大きく受ける事が 報告されている。 そのため、本研究ではUDPトラフィックの転送を TCPトラフィックに対して優先させる機構を提案し、 RSVPによらない実時間通信のQoS制御方式の実現を目指す。 そのため、BSD UNIX上で複数のクラスの優先度付き待ち行列を実装し、 その性能を定量的に評価した。
 
キーワード
  Diffserv
 
記述言語
  Japanese
 
 

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