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研究業績


広域ネットワークにおけるUDPを用いた実時間通信の性能評価
著者
  澤島 秀成
 
雑誌名/会議名
  修士論文,奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 1997 年 3 月
 
アブストラクト
  インターネットに代表されるような広域ネットワークにおいて、ネットワーク会議のような実時間通信が急速に広まっている。しかしながら、現在のインターネットでは、best-effortサービスのみを提供している。したがって、このようなネットワークにおいて、実時間通信を行うことは、遅延や遅延ゆらぎ、パケット廃棄などにより、その通信品質(QoS)を著しく損じる結果となる。 一般に、広域ネットワークにおける実時間通信は、その実時間性を満足させるためにUDPが用いられることが多い。 しかしながら、広域ネットワークにおいて使用されているトラフィックの約80%は、TCPトラフィックである。TCPは UDPと異なり独自のフロー制御機構を持つために、これらが混在した広域ネットワークにおけるUDPのトラフィック特性は、TCPの影響を大きく受けることになる。 本発表では、最初に、広域ネットワークにおける、UDPを用いた実時間通信の性能評価を考えるために、実時間通信のQoSについて言及し、実時間通信にUDP を用いる場合の利点・欠点について紹介する。次に、TCPとUDPが混在する広域ネットワークについてシミュレーションを行い、UDPのパケット廃棄特性をTCP のフロー制御の挙動との関係から調査した結果を紹介する。 複数のTCPコネクション間において、その輻輳ウィンドウのサイズ変化に同期が見られる場合、UDPの廃棄率が著しく大きくなり、そのバースト性を示す連続廃棄数も増加することが分かった。また、音声通信では、UDPのパケットサイズを小さくし、また、高い送信レートで送信を行った場合において、UDPのパケット廃棄率が少なくなることが分かった。また、TCPの輻輳ウィンドウサイズに同期がみられない場合においては、 FEC(Forward Error Correction)パケットをデータパケットに付加することにより、パケット廃棄による情報の欠落を補償出来ることが分かった。
 
キーワード
  その他
 
記述言語
  Japanese
 
 

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