大学サイト   学部サイト   学科サイト   EnglishPages
 
旧尾家・塚本研究室です.尾家祐二 現・九州工業大学学長の情報は こちら.
   
研究業績


SCTPにおける通信媒体選択手法の検証および評価
著者
  玉田 妙子
 
雑誌名/会議名
  九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科, 卒業論文 2003 年 2 月
 
アブストラクト
  近年,冗長性の確保やトラヒックの負荷分散のためにマルチホーム環境が整いつつある.しかし現在のインターネットにおける通信の大部分を占めるTCPでは,このマルチホームの利点を生かした通信をおこなうことはできない.これは,TCPが通信経路の切替に伴うIPアドレスの変更時に,通信を継続できないことに起因する.そこでマルチホーム通信が可能な新しいトランスポートプロトコルであるSCTP (Stream Control Transmission Protocol)が注目されている. SCTPにおける通信は一組の送信元・宛先アドレスでおこない,現在使用している以外に保持している送信元・宛先アドレスは再送時のみ利用する.このため現行のSCTPは負荷分散に関して全く考慮していない.またSCTPでは,通信開始時に双方の端末で通信可能なアドレスリストを交換することによりアソシエーションを確立するが,一度確立したあとはこのアドレスリストに動的にアドレスを追加できない.これは,端末の移動に応じて動的にアドレスを変更する必要がある移動体通信を考慮すると,極めて大きな問題となる.そこで,この問題を解決し,動的にアドレスを追加できるadd ipという機構が提案されている.しかし,add ipは実装依存である部分が多いため,実際に実験をおこない,その動作を評価する必要がある. 本研究では現行のSCTPの動作をSCTPの実装であるKAMEを用いて実験をおこない,詳細に評価する.そして,動的にアドレスを追加して通信をおこなうことができるように拡張したadd ipを用いた実験により,移動体通信環境においてもSCTPが利用できる可能性を示す.最後に移動体通信環境においてSCTPを用いて効率的に通信をおこなうためには,パス切替機構の改善が重要となることを示す.
 
キーワード
  Transport protocol, Wireless
 
記述言語
  Japanese
 
 

web_admin [ at ] infonet.cse.kyutech.ac.jp /  Copyright (c) 2016 Oie & Tsukamoto Laboratory, All Right Reserved.