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研究業績


広域ネットワーク環境向け高速TCP のネットワークエミュレータによる特性分析
著者
  岩永 陽一
 
雑誌名/会議名
  九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科 卒業論文 2009 年 3 月
 
アブストラクト
  近年,広域 IP 網の高速化に伴い,従来の TCP を拡張した高速 TCP に関する研究がすすめられている.これら高速 TCP は現在 Windows Vista やLinux で既に実装されており,インターネット上ではすぐに利用可能な状況にある一方,インターネットの様な複数のフローが混在する環境において,効率性や公平性を保持できないという問題が報告されている.また,多くの既存の評価研究ではサーバ,クライアント共に OS として Linux が利用されているが,実際のインターネット上ではクライアントのOS として一般的に Windows XP が利用されており,現実的な状況の想定としては不十分である.そこで,本研究ではネットワークエミュレータを用いて,実際のインターネット通信に近い環境を想定した状況で,サーバが実装する高速 TCP の性能を分析・評価し,その中でも特に,クライアン トの OS の種別が性能に与える影響を調査することを目的とする.実験結果より,通信性能はサーバが利用するプロトコルだけでなく,クライアントの利用する OS の実装 (ACK パケットの返し方) にも影響を受けることがわかった.したがって,実ネットワーク における高速 TCP の性能の調査,検討を実施する際には,クライアントの利用するOS の実装も考慮することが重要であると考えられる.また,各プロトコルの性能の比較を行うと,HTCP は輻輳状態の変化に対する追随性が高く,RTT の影響が小さいことがわかった.CUBIC において,共に同じプロトコルを用いた時のフロー間の公平性(intra-protocol fairness) は,フローを流す期間が長期間であれば高いが,短期間であれば低くなるという性質がある.CTCP は輻輳状態の変化やRTT の影響が小さく,高い総スループットを実現していたが,intra-protocol fairness の実現に課題を持つという結果が得られた.
 
キーワード
  QoS routing, Large-scale and Complex Networks, その他
 
記述言語
  Japanese
 
 

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